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時間外労働は何時間まで?違法残業の対処法5つ

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「毎日残業が続いていて、これって違法じゃないの?」
「会社に言いたいけど、ルールが分からない…」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、時間外労働には明確な上限が決められており、それを超えると違法になります。労働基準法では原則として1日8時間、週40時間が基本で、時間外労働には36協定の締結が必要です。さらに、2023年4月からは罰則付きの厳格な規制も導入され、違反した企業にはペナルティが科されることも。

では、もし違法な時間外労働を強いられたら、どうすればいいのでしょうか?

本記事では、違法残業を見極め、対処するための5つの具体策を紹介します。自分の働く環境を守るために、今すぐチェックしてみましょう!


時間外労働は何時間まで?法律の基本を知ろう

時間外労働には法律で定められた上限があり、それを超えた場合は違法となります。しかし、会社によってはルールを正しく理解しておらず、従業員に無理な残業を強いることも少なくありません。まずは、労働基準法や36協定について正しく理解し、自分の労働環境が違法でないかを確認することが大切です。


労働基準法が定める労働時間のルール

労働基準法では、1日8時間・週40時間が法定労働時間とされています(労働基準法第32条)。つまり、基本的にはこの時間を超えて働かせることは違法となります。

ただし、以下のケースでは法定労働時間を超えて働くことが認められる場合があります。

36協定(サブロク協定)を締結している場合
特例として月45時間・年360時間以内の残業が認められる場合
災害対応などの特別な事情がある場合

しかし、これらの条件を満たさずに時間外労働を強いることは違法な労働環境に該当する可能性が高いです。


36協定とは?時間外労働の上限時間

**36協定(サブロク協定)**とは、会社が法定労働時間を超えて従業員を働かせる場合に、労働組合や従業員代表と協定を結ぶことが義務付けられている制度です。

36協定を締結していない会社が残業を強要すると、労働基準法違反となり、企業に罰則が科されることになります。

また、36協定を締結している場合でも、無制限に残業をさせることはできません。現在の法律では、以下のように時間外労働の上限が決まっています。

  • 原則:月45時間・年360時間以内
  • 特例:臨時的な事情がある場合のみ、最大で月100時間未満・年720時間以内

これらを超えた場合、違法な時間外労働として企業に罰則が与えられることになります。

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H3:時間外労働が違法になるケースとは?

以下のような場合は、時間外労働が違法となる可能性があります。

🔴 36協定を締結していないのに残業を強制される
🔴 法定労働時間(1日8時間・週40時間)を大幅に超える
🔴 36協定の上限(月45時間・年360時間)を超えている
🔴 サービス残業(未払いの残業)が発生している
🔴 労働者が拒否しても残業を強要される

特に、「会社が36協定を締結しているから問題ない」と思っていても、残業の上限を超えていれば違法になります。もし違法な時間外労働を強いられていると感じたら、次の章で紹介する対処法を実践してみてください。

違法な時間外労働のリスクと企業の罰則

違法な時間外労働を続けることには、大きなリスクが伴います。長時間労働が続くと、従業員の健康が損なわれ、最悪の場合は過労死につながることもあります。また、企業側も法律違反を問われ、罰則や社会的信用の低下といったリスクを負うことになります。ここでは、違法な時間外労働がもたらす影響について詳しく解説します。


労働者にかかる健康リスクとは?

違法な時間外労働は、従業員の心身に深刻な影響を及ぼします。特に長時間労働が慢性化すると、以下のような健康被害が発生する可能性があります。

過労死や脳・心疾患のリスク増加

  • 長時間労働により、血圧が上昇し、心臓病や脳卒中のリスクが高まる。
  • 実際に、年間100件以上の過労死が報告されている(厚生労働省調査)

メンタルヘルスの悪化

  • 睡眠不足やストレスの蓄積により、うつ病や適応障害を引き起こす。
  • 休職や退職につながり、キャリアや生活にも悪影響が出る。

家庭生活・人間関係への悪影響

  • 長時間労働のせいで家族との時間が減り、関係が悪化することも。
  • 友人との付き合いや趣味の時間もなくなり、人生の満足度が低下する。

長時間労働は、単なる「忙しい時期」の問題ではなく、働く人の人生そのものを脅かす危険があるのです。


違法な時間外労働を放置した企業の罰則

違法な時間外労働を放置する企業には、法律で厳しい罰則が定められています。企業が違反した場合、以下のような処罰を受ける可能性があります。

🔴 労働基準監督署からの是正勧告・指導

  • まずは、違法残業が発覚した際に、労働基準監督署からの是正勧告が行われます。
  • これに従わない場合、企業名が公表されることも。

🔴 罰則(刑事罰)

  • 36協定違反の場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金(労働基準法第119条)。
  • 賃金未払い(サービス残業)が発覚した場合、未払い分の2倍の支払い命令が出る(労働基準法第114条)。

🔴 社会的信用の低下・企業イメージの悪化

  • ブラック企業としてのイメージが定着し、採用が難しくなる
  • 顧客や取引先からの信用を失い、業績にも悪影響を及ぼす

実際に、過去には電通やワタミなどの大手企業が違法残業で摘発され、大きな社会問題となりました。企業が違法な時間外労働を放置すると、法的リスクだけでなく、企業の存続自体を脅かすことにつながります。

違法な時間外労働を防ぐための5つの対処法

違法な時間外労働を防ぐためには、自分自身で正しく知識を持ち、具体的な行動をとることが重要です。ここでは、違法な時間外労働を防ぐための5つの対処法を解説します。


1. 残業時間を記録し証拠を残す

違法な時間外労働を会社に訴える際、最も重要なのは証拠です。会社が「そんなに残業していない」と否定する可能性があるため、客観的な記録を残すことが有効です。

📌 証拠を残す方法
タイムカードや勤怠管理システムのスクリーンショットを保存
メールやチャットでの業務指示の記録を残す
日記やメモで勤務時間を記録する(出社・退社時間を詳細に記載)
スマホのGPS記録や写真でオフィスにいた時間を証明

特に、タイムカードが改ざんされることもあるため、給与明細と実際の労働時間を比較することも重要です。


2. 会社の36協定を確認する

会社が適正に時間外労働を行っているかどうかを判断するためには、まず36協定の内容を確認することが大切です。36協定は通常、会社の掲示板や社内システムで公開されています。

📌 確認すべきポイント
36協定が適切に締結されているか(労働組合または従業員代表と協定済みか)
時間外労働の上限が法定範囲内か(月45時間・年360時間)
特別条項が適用される場合、その条件が明確か

もし、会社が36協定を締結せずに残業を強要している場合は、完全に違法です。その場合は、労働基準監督署に通報する準備をしましょう。


3. 上司や人事に相談する

違法な時間外労働を改善するためには、まず社内での相談を試みることが有効です。特に、上司や人事部が問題を認識していない可能性もあるため、正しい情報を伝えることが重要です。

📌 相談する際のポイント
「労働基準法では○○時間が上限ですが、私の労働時間はこれを超えています」と具体的に伝える
感情的にならず、冷静に問題点を指摘する
「労働基準監督署への相談も考えています」と伝えることで対応を促す

会社側が改善に動く場合、状況が改善する可能性があります。しかし、対応がない場合は次のステップに進みましょう


4. 労働基準監督署へ相談する

会社が違法な時間外労働を改善しない場合、労働基準監督署に相談することが最も効果的です。労基署は、企業の労働環境を監督する機関で、違反があれば指導や是正勧告を行います

📌 労働基準監督署に相談する手順

  1. 残業時間の記録(タイムカード、メール、日記など)を準備する
  2. 最寄りの労働基準監督署へ行く(電話やオンライン相談も可能)
  3. 担当者に状況を説明し、対応を求める
  4. 調査が行われ、会社に是正勧告が出される可能性がある

労働基準監督署の指導により、企業が改善を余儀なくされるケースは多いです。匿名でも相談できるため、不安がある場合は活用してみましょう。


5. 転職や労働組合の活用も視野に

違法な時間外労働が続き、会社が改善する見込みがない場合は、転職や労働組合の活用を考えることも重要です。

📌 転職を考えるべきケース
会社が法律を守る気がない(労基署の指導を無視する)
過労が原因で健康に影響が出ている
サービス残業が慢性化し、正当な給与が支払われていない

最近では、転職支援サービスを活用して「ホワイト企業」への転職を成功させる人も増えています。また、労働組合に相談すると、団体交渉で会社に改善を求めることが可能です。

「今の会社ではもう無理…」と感じたら、より良い環境で働く選択肢を考えてみるのも大切です。

違法な時間外労働を避けるための具体的な行動

違法な時間外労働を避けるためには、働く環境を見直し、事前にブラック企業を回避することが大切です。また、現在の職場が違法な働き方を強いている場合でも、適切な行動を取ることで自分を守ることができます。ここでは、違法な時間外労働を回避するための具体的な行動を紹介します。


ブラック企業か見極めるポイント

違法な時間外労働を避けるためには、そもそもブラック企業に入社しないことが重要です。就職や転職時には、以下のポイントをチェックしましょう。

📌 ブラック企業を見極める5つのポイント
求人広告に「アットホームな職場」「やりがい重視」と書かれている
 → 残業が多い職場ほど、このような表現を使ってごまかしている可能性あり。
平均残業時間の記載がない、または「残業あり(みなし残業)」と書かれている
 → みなし残業制度を悪用し、実際は長時間労働を強要されるケースが多い。
口コミサイトの評判が悪い(離職率が高い)
 → 転職サイトの口コミやSNSで、実際の社員の声をチェックする。
面接で「長時間労働が当たり前」という雰囲気を感じる
 → 「みんな頑張っている」「うちは努力次第で成果が出る」など、精神論を強調する会社は注意。
社長や管理職が「昔はもっと働いていた」と発言する
 → 労働環境を改善する気がなく、長時間労働を当たり前と考えている可能性大。

ブラック企業に入ってしまうと、抜け出すのが難しくなるため、入社前のリサーチが非常に重要です。


労働環境を改善するためにできること

現在働いている会社で、違法な時間外労働が横行している場合でも、すぐに転職が難しいケースもあります。そういった場合には、まずは自分の職場環境を少しでも改善する努力をしてみることが大切です。

📌 労働環境を改善するための行動
上司や同僚と協力し、業務の効率化を図る
 → 無駄な会議や不必要な業務を見直し、労働時間を短縮できないか話し合う。
業務の優先順位を明確にし、無理な仕事を断る
 → 「その業務はいつまでに終わればいいですか?」と期限を確認し、必要なら調整を依頼する。
職場の改善を求める声を集め、集団で働きかける
 → 1人で訴えるよりも、複数人で意見を伝える方が会社も対応しやすい。
会社のハラスメント窓口や外部相談窓口を活用する
 → 社内の相談窓口が機能していない場合は、外部の労働相談窓口を利用する。

少しの工夫で、職場環境が改善されることもあります。まずはできることから始めてみましょう。

まとめ

違法残業をなくし、健全な働き方へ

違法な時間外労働は、労働者の健康や生活を脅かすだけでなく、企業にとっても大きなリスクを伴います。違法な残業を続けていると、過労による健康被害や、最悪の場合は過労死につながる可能性もあります。また、企業側も労働基準法違反として罰則を受け、社会的信用を失うことになります。

本記事では、時間外労働の上限や違法なケース、そして具体的な対処法について詳しく解説しました。では、最終的にどのような行動をとるべきなのでしょうか?


労働時間を守り、自分の生活を大切にしよう

私たちが働く目的は、「よりよい生活を送ること」です。違法な時間外労働が常態化すると、健康を損ねたり、プライベートの時間が奪われたりして、本来の人生の充実感が失われてしまいます

📌 今すぐ見直したいポイント
自分の残業時間が違法になっていないか確認する
違法な時間外労働を強要されている場合は、証拠を集める
社内の人事や労働基準監督署に相談する
転職も視野に入れ、より良い環境で働く選択肢を持つ

無理な労働を続けることは、決して「努力」ではありません。自分の健康と権利を守るために、正しい知識を持ち、適切に対処することが大切です。


今すぐできる!違法労働への対策チェックリスト

違法な時間外労働を防ぐために、今すぐ実践できる対策をチェックしてみましょう。

毎日の労働時間を記録しているか?
36協定の内容を確認したか?
会社の就業規則や労働契約をチェックしたか?
上司や人事に相談したか?
労働基準監督署や外部の相談機関に相談する準備をしているか?

これらのチェックを通じて、自分の労働環境が健全かどうかを見極め、必要なアクションを取ることが重要です。

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Sho

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